正倉院 一般公開 2013
約100年ぶりの大修理が進む奈良市の正倉院正倉(国宝、8世紀)で30日、
修理作業現場の一般公開が始まった。
参加者は抽選で決まっており、訪れた人たちは、
天平時代などの古い瓦と新調した瓦がふかれた屋根を見学。
屋根の平瓦は約8割をふき終え、
丸瓦や鬼瓦をふく作業も年内には終わる予定。
宮内庁によると、約3万5400枚の瓦を取り外し、約2万4800枚を新調した。
北側と西側は瓦の下に土を置く「土ぶき」ではなく、土を使わない工法を採用。
平瓦の配列も一部替えたため、瓦の枚数が以前より減り、
屋根の重さは約8トン軽くなったという。
全体の修理完了は2014年10月ごろを予定。